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BABEL  監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
映画が1000円だったから観てきた。

モロッコの羊飼いの親子がジャッカルを退治するために猟銃を購入する。
子供のうちの男の子二人は猟銃をおもちゃみたいに扱って
どっちが上手いかを競うように交互に撃つ。
そして走っている車を狙う中で一人の弾が
観光バスの中にいたアメリカ人夫婦の妻の首付近を打ち抜いてしまう。
そこから物語は展開を見せ始める。

その後は時間軸が少し前後した4つの物語が展開される。
一つは羊飼いの親子。
一つはアメリカ人夫婦。
一つはアメリカ人夫婦の子供と乳母のメキシコ人女性。
一つは聾の女子高生とその父親。
最終的には猟銃を通して全ての物語が繋がり一つの大きな輪になる。


そんな大きな物語の中で細部では別のことを同時に語っていて
感想を書くのがなかなか難しい映画だなぁ。
自分の保身ばかりを考えて相手を思いやれないアメリカ人や
一方的に相手を悪と決め付けるアメリカ政府と
貧しくても相手を思いやれるモロッコ人を対比してたり
アメリカに住む不法滞在者の問題の根深さを見せたり
日本の若者の性について描いてみせたりしながら
バベルの塔によって生まれた言葉の違う国同士の問題や
一歩進んで言葉を話せる者と話せないものの問題を見せていた。

また登場する主要人物に悪人がいないにも関わらず
結果としては最悪の自体が発生していて
そこにいる全ての人が直接的にしろ間接的にしろ銃の被害者で
そもそも銃さえなければ起きなかった被害だと考えると
銃社会そのものを批判する意図があるようにも見えた。

高層ビルがバベルの塔だとしたら
その罰で人は未だにお互いを理解し合えないのかもしれない。
誤解や気持ちのすれ違いで皆が傷付くけど
最後には親子や夫婦などの愛が描かれていて
きっとそこに希望を繋いだのだろう。



菊地凜子の演技はよかったです。
耳が聞こえて言葉が話せることが前提で構築された世界の中で
耳が聞こえず言葉が話せないことで
抱えざるを得ない孤独が表情から伝わってきました。
クラブのシーンではたまに音声がオフにされて
耳が聞こえない人の世界が表現されてたんだけど
視覚の派手さに対しての静寂の重さがなんか無性に切なくて涙が出た。
誰ともうまく繋がれなくて
それでも誰かと繋がりたくて
言葉にできないから裸になって肉体的に繋がろうとするとことか
共感できてホントに胸が苦しくなった。


*********************************
追記

・日本語のところにも日本語字幕がついてた。
 聾の人が出てくる映画やから聾の人が見れるように配慮したんやろな。
 そういう配慮はとてもよいと思う。
・テレビニュースで流れるのはアメリカ人の事件ばかりで
 モロッコ人の方が被害が大きいのにニュースにならないとことか
 世界の不均衡とか世界というのは先進国のことを差してるんだとか
 そういうことを見せようとしてたのかなと思った。
 また居酒屋のテレビでニュースが流れるシーンで
 猟銃に関する事件の後に流れたのが経済ニュースだったのは
 イメージをグローバリズムに繋げなかったのかなと思った。
・話題のクラブのシーンは高速フラッシュライトだったんだけど
 確かに気分が悪くなる人がいてもおかしくないなと思った。
・たぶん全然関係ないんやけど
 一つの出来事が連関していろんな出来事が起きていく様子は
 カオス理論のバタフライ・エフェクトを思わせるなぁと思った。
| 映画 | 00:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
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