+Profile
このブログは「REDWELL」のコンテンツの一部です。
+Twitter
+RECOMMEND
A
A (JUGEMレビュー »)

オウムを内部から撮ったドキュメンタリー。価値観変わりますよ。
+OTHERS

無料ブログ作成サービス JUGEM

paperboy&co.
RSS 1.0
ATOM  0.3
<< December 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 武術革命―真の達人に迫る超人間学   著:日野晃 | main | ジョギング >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
対決−巨匠たちの日本美術
対決−巨匠たちの日本美術」を見てきた。
愛しの若冲が展示してたんですもの♪

ということで内容。


・運慶vs快慶
それぞれ地蔵菩薩の木像。
写真とかで見ると同じくらいのサイズに見えるけど
運慶のやつの方がでかくて存在感がある。
快慶のが「整ってる」って感じなのに対して
運慶のは「ここにいるぞ」って感じがした。
並べて展示してると存在感のあるものの方に
自然と目が行くもんなのかもしれんけど
個人的には運慶の方が好みだったかな。


・雪舟vs雪村
細かく筆を入れて情報量が多いのに
静寂を感じさせる雪舟に対して
スペースをうまく使って
動きを表現していた雪村。
僕は雪舟の深い静寂の方が好みだった。


・永徳vs等伯
とにかくダイナミックな表現の永徳に対して
繊細な描画の等伯。
永徳の「檜図屏風」は金の下地に
これでもかってくらい豪快な檜を描いてて
正直なところ成金趣味で下品な感じに見えた。
同じく永徳の「松に叭叭鳥・柳に白鷺図屏風」は
いくらなんでも鳥多すぎ(笑)って感じやった。
けどもう少し年齢を重ねた後と思われる「花鳥図襖」は
お手本にしたくなるくらいバランスがよくてよかった。
等伯は「松林図屏風」が印象的だった。
まさに幽玄って言葉が当てはまるような絵で
あの世とこの世の境を見せられてる気分になった。
等伯にも金屏風の作品があったけど
こっちは萩や柳が描かれていて
小さい葉や細い草が繊細で嫌味のない作品だった。
作品としては等伯の方が好みなんだけど
圧倒的なインパクトは永徳の方があるなと思った。


・長次郎vs光悦
焼き物って色もそうやけど形も面白くて
微妙ないびつさに味があるなぁって思ってたけど
シルエットだけをよく見てみると
ものすごくバランスが取れてることに気づいた。
たぶん名器はすごく使いやすいんじゃないかと思った。
僕は黒茶碗がものすごく好きなので
黒茶碗がいっぱいあってドキドキした。
長次郎の「大黒」の黒地に薄く茶色がかかってる感じは
夜空に架かる天の川のようにさえ見えたし
光悦の「七里」は黒く色付けしたやつの一部を
わざと擦って色落ちさせたみたいになっていて
ダメージドジーンズみたいやなと思った。
長次郎の方が好きな茶碗が多かったけど
「七里」は完全に僕のツボだったので
光悦の勝ちとしたい。


・宗達vs光琳
宗達の「風神雷神図屏風」は
京都に行った時にレプリカしか見れなかったので
今回は見れるかなーっと思ったけど
期間内で入れ替え制になってて見れなかった・・・。
金屏風がいっぱいあったけど
教科書見てるみたいな気分になってきて
なんだかテンション上がらず・・・。
光琳の「孔雀・立葵図屏風」の孔雀もよかったけど
宗達の「狗子図」の犬がかわいくて一番よかったかな。


・応挙vs芦雪
応挙も芦雪もまずは虎の絵が展示されてた。
この時代の虎の絵はほんとに毛がふかふかしてて
見てるだけでモフモフしたくなるんよなぁ。
ワニみたいな目と表情のある口元がたまらん。
虎は応挙の方がふかふかしてて好きだった。
虎以外にもいくつか絵があって
応挙は上手いって感じだったけど
芦雪は人の顔が面白くてよかった。
「海兵奇勝図屏風」に描かれてる人は
画太郎先生が描いたのかと思った(笑)。
さらに「山姥図額」は山姥がやばくて
メンチ切ってるし歯は抜けてるし
足は異常にでかいし手足の爪は武器みたいに伸びてるし
よく見たら足元にいる妖怪は金太郎だし
完全に瘴気が出まくってた(笑)。
これはもう芦雪の勝ちやなって思った。


・仁清vs乾山
どちらも焼き物の色絵がとても印象的だった。
仁清の「色絵吉野山図茶壺」と
乾山の「色絵紅葉図透彫反鉢」の2つは
特に色彩感覚豊かで目を引いた。
あとは乾山の「銹絵檜梅香合」のかわいさと
仁清の「色絵若松遠山図茶壺」の存在感が記憶に残った。
これは引き分けかなぁ。


・円空vs木喰
荒いけど笑顔が多くてどこか温もりのある円空の仏像と
滑らかだけどちょっと腹黒そうな笑顔の木喰の仏像。
どちらもインパクト十分で見ごたえがあったけど
木喰の「葬頭河婆坐像」のしわしわで垂れた乳は
これまた画太郎先生のようではないか・・・(笑)。
この一体で印象値は木喰の方があったかな。


・若冲vs蕭白
最初に若冲の「石灯篭図屏風」があって
ぱっと見た感じは地味で
これ若冲?って思ったけど
近寄って見ると石の濃淡を点画で表現してました。
しかも八面の屏風なので石の部分も結構な面積。
やっぱり病的・・・(笑)。
その後は得意の鶏。
若冲の鶏の描写はやっぱり尋常じゃない。
その力強さや色彩の鮮やかさ、
そしてヒヨコのかわいさに引き込まれた。
その若冲にvsで並べられる蕭白って何者だ?
と思って隣を見たら
完全にどっかの魔界だろこれ・・・という
とんでもなく病的な絵がそこにあった(笑)。
先に進んだらあった「唐獅子図」も
尋常じゃなくでかくて唐獅子が完全に怪獣やったし
蕭白は世界観がぶっとんでて
若冲と並んでても負けないくらいすごかった。
これは惚れた。
若冲の神経症的な絵は大好きだけど
今回の展示内容なら蕭白のがすごかったかも。


・大雅vs蕪村
仙人っぽい人がコミカルでかわいくて
いかにもな文人画って感じでよかったけど
正直なところ若冲vs蕭白のインパクトがすごすぎて
なんか感覚が麻痺してよくわからんかった(笑)。


・歌麿vs写楽
歌麿の方が風流があってよかったかなぁ。
写楽はコミカルさがあるけど
僕にはあんまり響かなかった。
歌麿の「衝立の上下」で
布が透けてて顔が見えてるとこの透明感は
すごい表現力やなぁと思った。


・鉄斎vs大観
すごいんやろうけど僕にはよく分からんかったな。
シンプルすぎるというかなんというか。
たぶんそういう境地に
僕がまだ立ってないってことなんやろう。




という感じでした。
ついでに国立博物館の本館も見てきた。
久しぶりに日本刀見たけど
やっぱり輝きが妖艶よなぁ。
展示してるのを見ると厚みがあるように見えるけど
横から見るとものすごく薄くて
見てるだけですっと切られたような気分になった。
これ持ったら試し切りしたくなるかも・・・
とさえ思えてくるほどで
魂を持っていかれるような感覚になった。

ぐるぐると回ってたら
なんと六波羅蜜寺の仏像がいた。
どうも六波羅蜜寺の宝物館が改修中で
東京まで出張してきてたらしい。
空也上人はいなかったけど
薬師如来とか清盛の坐像とかあった。
3月に京都で見た時に
次に見るのは何年後かなぁって思ってたけど
想像以上に早い再会だったな(笑)。
仏像は頭が大きくてアンバランスに見えるけど
見上げるとちょうどよくなるように作られてるって
みうらさんが見仏記で言ってて
見上げるようにしてみると目線も合うし
ほんとにバランスよく見えるから
最近は見上げるようにしてるんだけど
六波羅蜜寺の宝物館はこじんまりしてて
仏像の展示もあんまり高さがなかったので
今回は下から見上げるように見れたので
前とは違った見方が出来てよかったなぁ。




そんな感じで博物館で一日を満喫した。
| 美術館とか | 22:13 | comments(0) | trackbacks(0) |
スポンサーサイト
| - | 22:13 | - | - |









http://noise1129.jugem.cc/trackback/1055